身近な人のネガティブな行動に対して楽になる方法
Q:
身近な人のネガティブな行動によって、自分の気分が下がってしまうことがあります。
他人を変えるということは、難しいとは思いますが、その人に楽になってほしい!と思っています。また、自分自身が楽になるような方法はありますか?
A:
私たち人間って、みんな『他人を変えたい!』という気持ちを、持ってしまいますよね。絶対この世で、他人を変えたいって思ったことない人、絶対いないと思いますが…。
ただ、変わりたくない人、変わる必要を感じてない人を、変えることはとっても難しくて、ほとんどの場合、私たちのエネルギーの無駄になってしまいます。
身近な人であればあるほど、大切で愛しているから、そういう風になってほしくない。という気持ちは分かりますが、逆に言うと、『愛しているからこそ、ありのままを認めること』という風に考えることを、あなたはできますか?
彼らがそうしたい、それでいいと思ってるのに、自分の気持ちを、その人に押し付けてしまったり、こうなってほしい!と求めてしまうのは、エゴでもあるのです。
ちなみに私は、最初にこのことを言われた時に、「なんだよ!」って反発の気持ちが湧いてきてしまいましたし、なかなかこの考えを実践するということは難しいと思います。
しかし、そんな時に、あなたにとってプラスになることは、『変わりたくない人を変えることではなくて、変わりたくない人を変えようとしている、あなたのエゴと向き合う事』だと思うのです。
大切なことは、その人の立場に立って、理解してあげようとすること。
例えば、あなたのお父さんが、ネガティブなニュースをいつも観ているとしたら、『お父さんは、このような番組ばかり見てるのだろう?どんなニーズを満たしてるんだろう?お父さんが心の中で恐れていることは何だろう?どうすれば私はこういうお父さんでも、完全に認めて愛することができるだろう?etc..』このような質問を自分に投げかけてみてください。
ダライ・ラマの言葉に、『ムッとくる人ほど、最高の先生だ』という言葉があります。あなたをイラっとさせる、ムッとさせる人ほど、ある意味、あなたをトレーニングしているのです。どこまであなたの心が広くなるか?どこまであなたの愛を深めていけるか?…
心の広さや愛の深さは、もちろんこれから色々な場面で役に立ちます。
だから身近な人を変えたい!と思っていた頃の私自身を振り返ってみると…その人がもし変わってくれていたら、今の私にはなっていなかったと思いますし、その人が変わらなかったからこそ、そのまんまの相手を愛せるようになりました。
私自身も苦しかったし、辛かったけれど、そのトレーニングのおかげで、自分の心も少しだけ広くなりました。
もちろん簡単だとは言いませんが、心がけて欲しいことは、『誰かを変えるっていうことよりも、あなた自身のエゴに焦点を向けること』『指を他人に刺すんじゃなくて、あなた自身に視点を戻していって、どうやったらこうやって人を変えたい!認めたくない!という気持ちと向き合えるだろうか?どうしたらこの人を認めて愛することができるだろうか?』というふうに考えてみてほしいのです。
自分自身が楽になる方法という意味では、コントロールできるものにフォーカスすることです。コントロールできるもの=自分です。なので、他人を変えようとすることよりも、まず、あなたがどう感じるか?どう理解できるか?というふうに視点を変えてみるのが良いでしょう。
With love,
Sofia