自分を信じられる子、自分の気持ちを伝えられる子どもに育てるためには?

Q:

 どうしたら自分を信じられる子、自分の気持ちを伝えられる子どもに育つのでしょうか?

私は、つい周りの目が気になってしまい、自分を見失ってしまうことがあります。親や環境が厳しくても自分の気持ちを大切にできる人もたくさんいる中で、心に何があると、自分を強く意識できるのでしょうか?もちろん性格もあると思うのですが、教えて頂きたいです。





A:

 まず、子育てに関して『これが正解です。』と言うのは、心理学でもなかなかないですし、完璧な親というのも存在しません。どんなに頑張っても思い通りにいかないと言われてるのが、子育てだと思うので、愛情を注ぐこと。子供だけど一人の大人、一人の人間として尊重することが大切だと考えています。



 子どもの自信を育てるには、周りの環境がとても大きいです。特に心理学では、『親や近くにいる人の自己肯定感が、子供に影響する』と言われています。

 子供は、周りにいる大人を見て、彼らの生き方、彼らの問題の処理の仕方、感情の処理の仕方…色んな事を真似して、社会に適合する方法を学んでいってるのです。なので一番近くに居る家族・保護者というのは、とても大事だと言われています。



 自分の気持ちを伝えられる子になるには、もちろん性格などもありますが、やはり周りの大人が、彼らにそもそも気持ちを聞いてあげることです。

 『どうしたの?どういう気分なの?どうして悲しいの?何があったの?ちゃんと自分の気持ちを、言語化できるようになるには、やはり周りにいる大人が促してあげることがとても重要です。

 


 結構をやってしまいがちなのが、例えば…泣いてたら、『泣くな!』とか。怒ってたら、『怒るな!』とか。結構感情を出すと、それを『やめろ!』ってしてしまうと、子供ってやはり愛されたいから、(子供だけじゃなくて大人もですが…)愛されたいから『感情を出すとダメなんだ😢』とか、意見を言った時に、『生意気だ!』などと抑圧することを繰り返してしまうと、やっぱり正直に話すとか、意見を持つってことに対して、インセンティブがなくなってくるので、やらなくなってしまうんですよね。



 大切なことは、子供が正直に話すこと、意見を持つことを罰さないこと。それを叱らないこと。一人の人間として扱うことです。子供だけど人間。一人の人間で気持ちもあって、意見もあるって事を、周りの大人が認識することだなと思います。

 

 怒ったり叱っても、ミジンの疑いもない位愛し、可愛がってあげること。怒られても叱られても愛されてるっていう疑いが1ミリもなければ、なんでも子供って耐えられるって風に思うのです。なので愛をたくさん注いでください。

 それは、とりあえずただ褒めるとか、ただ守って、過保護にするとかではなくて、見守ってあげること、というのも愛だと思います。その子供が痛い目に遭ってしまうかもしれないけれど、それも見守ってあげる。全ての痛みや辛さから守ろうとする事っていうのは、逆効果になることが多いという風に言われているので、保護はするけど、過保護にはしない。

 

 そして、もちろん子どもの個性や、興味を尊重することはとても大切なことです。周りのみんなと同じようになるとか、みんなと同じようにさせるのではなくて、その子供一人一人の個性だったり、興味を尊重して、伸ばしてあげること。というのも、自分を信じられる子、自分の気持ちを伝えられる子に育つためには大切なことだと思います。

With love,

Sofia

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